上海で、22日間閉鎖されていたテスラの工場が、4月19日に稼働を再開した。テスラは地元の上海臨港政府に「お礼状」を送った。
この中でテスラは、サプライヤーも含めた職員6000人を工場へ運ぶために地元政府の配下の会社がバスの手配に努めたこと、また「バブル方式」での稼働に向けて工場内を消毒してくれた、と書き記した。
テスラは、「職員を工場に戻すために、3日間夜通しで働いてくれた」という。
またさらに、「今の工場の近くに新しい工場を設けて、Model 3とModel Yなども併せて年間生産能力を45万台増やし、『世界最大の自動車輸出拠点』とする」とも述べている。
これらModel 3やModel Yは、中国国内の需要を満たすほか、ドイツや日本に輸出するとのことである。
上海工場は今回、2019年末の開業以来、過去最長となる22日間の稼働停止となり、都合5万台の生産が失われた。
しかし工場はそれでも、今年もテスラ最大の生産拠点であり続けるだろう。2021年の納車台数は同社の全世界合計の51.7%にあたる48.4130万台(輸出含む)であった。
さらに新工場が完成すれば、上海で年間100万台という生産体制ができあがる。
(中国経済新聞)