アリババ2021年度純利益2.4兆円

2022/05/27 16:56

アリババグループは5月26日夜に発表した2021年度決算報告で、営業収益が2020年度比19%増の8530億元(約16兆684億円)、純利益が同比23%減の1304億元(約2兆4564億円)であったと報告した。

営業収益が伸び、純利益が減少した原因として、アリババグループのCEOダニエル・チャン(張勇)は、主に新規事業である淘菜菜(タオツァイツァイ)と淘特(タオター)への投資の増加と新型コロナウイルスの影響だと説明した。

ユーザーの増加について、2022年3月31日までの12ヶ月間で、アリババグループ全体の年間アクティブ・コンシューマーは約13億1000万人で、前年同期比1億3000万人の中国市場での純増、6400万人の海外消費者の純増となり、前年同期比1億7700万人の純増を記録した。

アリババは昨年12月「中国デジタルコマース」と「海外デジタルコマース」という2つの事業基盤を新設した。「中国デジタルコマース」は、大タオバオ(タオバオ、天猫、アリママを含む)、アリババB2Cリテール事業本部、淘菜菜(タオツァイツァイ)、淘特(タオター)、1688などの事業を含む。「海外デジタルコマース」は、グローバルエクスプレスと国際貿易(ICBU)の二つの海外事業、及びLazadaなど海外市場向けの子会社が含まれる。

アリババは、100年企業という夢を実現するため、中国と海外の2つの市場を通じて事業規模を拡大することを望んでいる。

(中国経済新聞)