1千年の歴史を誇る古都の洛陽市は牡丹満開

2022/05/6 11:58

ぽかぽか陽気の春となり、牡丹の花が満開となっている河南省洛陽市は1年で最も美しいシーズンを迎えている。

洛陽市で隋(581- 618年)の時代に植えられ始めた牡丹は、唐(618-907年)の時代に有名になり、宋(960-1279年)の時代に全盛期を迎えた。同市の牡丹文化は1500年以上の歴史を誇り、「洛陽の牡丹は天下一」と呼ばれてきた。

中国花卉協会は国花に関する世論調査によると、牡丹が国花のトップで、28万8747票を獲得し、79.71%を占めている。第2位は梅で12.30%、第3位は蘭で2.48%、第4位は蓮の花で1.89%だった。

このほど、河南省洛陽市の牡丹博物館が試験的にオープンした。同博物館は、中国で初めて牡丹をテーマにした博物館で、牡丹の文化コレクション、産業研究、文化観光を一体化させ、関連の文化財、系譜、芸術、栽培、科学研究、伝播など牡丹の文化・栽培に関するテーマ展示を行う。館内では現代のデジタル化テクノロジーが採用され、音、光、電気及び環境づくりと融合することにより、来場者は強い視覚的なインパクトを受け没入感に浸りながら牡丹の歴史や文化を感じることができる。