中国科学院植物研究所の調査隊は5月8日、チベット自治区墨脱県の背崩郷格林村で、高さ76.8メートルのブータン松を発見した。雲南省高黎貢山で以前に発見された72メートルの台湾スギを上回る、中国一高い木となった。
さらに調査隊は、そのわずか10日後、チベット内広範囲に渡る雲南黄果冷杉の原生林で、高さ83.2メートルの木を発見した。
マンションの1階分はおおむね2.9メートルで、1階=3メートルとすると、83.2メートルは27階建てに相当する高さである。
ロープをつけたドローンで何度も測定した結果、この木は樹冠が70メートル、高さ83.2メートル、直径207センチであることがわかった。
雲南黄果冷杉は、海抜2100-3000メートルの山間部に分布している。
(中国経済新聞)