台湾の「経済日報」は、アメリカのアップルが台湾の鴻海グループに自動車の製造を委託する方向で話を進めている、と報じた。アップルによると、新車は2024年末か2025年に披露するという。
鴻海は、スマートフォンiPhoneの組み立てを受託するなど、アップルとはかねてからパートナー関係にある。また2016年にはシャープを買収している。
iPhoneの最大の製造元である鴻海は、2023年までに北米で電気自動車(EV)の生産を始める予定といい、去年にはアメリカやメキシコで工場用地選びをしたとの情報もある。
アップルは2025年ごろに、チタンなど良質の金属の導入や、iPhoneを使ってのキーレスエントリーといった機能を自動車に搭載すると見られる。現在すでに、BMW、ジェネシス、キアなどで車のキーとしての利用が可能になっていることから、EVについても当然のごとく、見事な車内空間となるよう努めるだろう。
業界関係者によると、アップルのEVは大衆車ではなく10万ドル以上の高級車となり、テスラのModel 3ではなくModel Sとシェア争いをするとのことである。