ポルシェ、中国でEVの普及を加速

2022/05/1 18:43

ポルシェは先ごろ、タイカンシリーズで初めてのEV型多目的車(CUV)となる「クロスツーリスモ」を発表し、その4タイプについて中国で前売りを始めた。さらに、GTSシリーズで同じく初のEVとなる「タイカン GTS」も同時に前売りを始めている。これにより、中国で発売されるタイカンは、クロスオーバーCUVとスポーツタイプを合わせて計9車種となった。

ポルシェはまた今年、さらにEV版のマカンを発表すると見られ、2025年ごろには718シリーズをすべてEV化したうえ、911タイプのハイブリッドを発表するだろう。

ポルシェは、2025年には全世界で納車する新車のうち半分をEVとし、2030年には新車納入台数のうちEVの割合を80%以上に引き上げる予定である。世界最大の新エネ車市場であり、ポルシェにとっても一番の市場である中国での売れ行きは、こうしたEV化を進めるポルシェの目標達成へのカギとなる。

ポルシェ・グローバル執行役員会のルッツ・メシュケ副会長は、「中国は最も重要な市場の一つである。販売データも目覚ましく、またデジタル化やイノベーションについてのパフォーマンスや成長の見込みも十分だからだ」と述べている。

(中国経済新聞)