第4期中国婦女社会的地位調査指導グループ弁公室はこのほど、活動交流会を開き、主な統計を発表した。調査によると、「0~17歳の子供の日常生活の世話」、「宿題の指導」、「送り迎え」を母親が担っていた割合は76・1%、67・9%、63・6%だった。女性が「子供の世話、宿題の指導、送り迎え」と「高齢や病気の家族の世話をする」ために使う時間は、1日当たり平均136分だった。既婚女性の家事の時間は1日当たり平均120分だった。
調査によると、ここ10年の間に、家庭における夫と妻の地位はより平等になったものの、家族の世話の面での女性の負担は重く、公共サービスのサポートも不足している状態が続いている。
調査によると、働く女性の平日の総労働時間は平均649分。うち、有償労働の時間は495分だった。家族の世話や料理、掃除、日常の買い物などの家事に使う時間は154分で、男性の約2倍だった。
第3期の同調査では、働く女性の平日の総労働時間は平均574分で、一方の男性は537分だった。休日を見ると、女性の休息時間は240分だったのに対して、男性は297分だった。
家庭をめぐる別のデータも注目に値する。第4期調査によると、家庭の大事なことを決める時の方法では、「夫婦で話し合う」が一番多く、8割以上を占めた。なかでも、「出産」については、91・1%が「夫婦で話し合う」と答えた。「投資/ローン」、「マイホーム購入/建設」の面で、妻が決定に参加するとの回答の割合は89・5%と90・0%で、2010年と比べて14・8ポイントと15・6ポイント上昇した。
その他、自分名義の不動産を所有している既婚女性の割合は18・8%、夫婦共有名義の不動産を所有している割合は39・9%と、2010年と比べて5・6ポイントと1・9ポイント上昇した。一方、自分名義の不動産を所有している未婚女性の割合も10・3%と、2010年と比べて3・4ポイント上昇した。