9月15日、比亜迪(BYD)西安第三期工場は最終組立を開始し、将来的に年間生産能力100万台を達成することを目標としている。BYDの王伝福(ワン・チュアンフー)会長の言葉を借りれば、現在、西安はBYDにとって、深センの本社を除いて、最も総合的なレイアウトと最も幅広いビジネス協力可能な都市だ。
西安におけるBYDの生産能力の増強により、陜西省の自動車生産は急成長している。今年上半期、陜西省は自動車総生産台数で全国第9位となり、その成長率は全国の主要な自動車生産省の中でトップとなっている。
陝西省工業情報化部のデータによると、今年上半期、陝西省は48.8%増の51.29万台の自動車を生産し、全国レベルより52.5ポイント高く、成長率は全国で1位だった。また、生産額は 1304 億元 (約2.64兆円) で、12.5% 増加した。そのうち、新エネルギー車(NEV)は34.62万台で、531%増加し、全国の413%ポイントより高く、全省における自動車生産の67%、全国における新エネルギー車生産の13%を占めている。
このような都市は西安だけではない。新エネルギー車産業の急速な発展は、自動車産業の本来のパターンを変えつつあり、西安のように自動車産業の後発都市が急速に台頭してきている。その中でも、「新エネルギー車の都」を目指す合肥市ほど、新エネルギー車産業が勢いを増している都市はない。合肥市政府は投資誘致プロジェクトを通じて、国有資本プラットフォームを利用し、新エネルギー車の大型プロジェクトを積極的に誘致することで、産業チェーン全体の発展を牽引している。
現在、合肥市には江淮汽車(JAC)、フォルクスワーゲン(安徽)、上海蔚来汽車(ニーオ)、安凱客車(アンカイ)、長安汽車(チャンアン・オ-トモ-ビル)、奇瑞汽車(チェリー自動車)、国軒高科(Gotion High-Tech)、安徽明天氢能(Mingtian Hydrogen)など新エネルギー車の大手企業が集まっており、完成車、主要部品(電池、モーター、電気制御)、用途(公共交通、シェアリング)、支援設備(充電・交換インフラ、電池リサイクル)までの一貫したサプライチェーンを形成している。
(中国経済新聞)
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