国慶節の前日、四川省栄県の退役軍人何咚咚(フー・ドンドン=ハンドルネーム)は、5万本の唐辛子、9個のとうがん(冬瓜)、30万個のトウモロコシ粒、60万個の米粒を使って、2日間かけて大きな五星紅旗を作り、国慶節を盛り上げた。
唐辛子をベースに、トウモロコシで五角星を描き、とうがんを旗竿に見立てて、五星紅旗を作り上げた。国旗の下には、米粒を使って「私は中国を愛している」という言葉を綴り、何咚咚自身が漢字の「中」を貫く縦の線となっている。
何咚咚は、国慶節の前から、どのような形で祝うのか考えを巡らせていた。考えた末、折しも、秋の収穫期ということもあり、唐辛子と穀物を使った国旗を作り、米粒で「私は中国を愛している」と綴り、自分自身も軍服を着て敬礼をした。
何咚咚は、100gあたりの量を計算すると、最終的に唐辛子5万本、トウモロコシ30万粒、米60万粒を使用した計算となり、「屋根に携帯電話を取り付け写真を撮影し、自分自信が寝転んで敬礼する画像は母に指示してドローンによって撮影した」と述べた。
5年間兵役に就いていた何咚咚にとって、国旗と祖国は特別な意味を持ち、心に深く刻まれている。故郷の農産物を豊作にして国慶節を迎え、祖国の繁栄、山河の無傷、国民の平和と繁栄を祈願した。
何咚咚は、「私が住む田舎には老人が多いため、唐辛子を採るのを3日間手伝い、形を整えてから売り、唐辛子を売ったお金は全て老人へ渡している」。また、栄県の退役軍人担当者によると、「何咚咚が唐辛子と穀物を使って五星紅旗を作り、国慶節を豊作で迎えることは、故郷の唐辛子産業を多くの人に知ってもらうのに非常に良い方法だ」と述べた。
(中国経済新聞)
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