これから冬・春期の運航ダイヤを迎えるにあたり、中国の航空会社は新ルート開設に向け尽力している。10月18日、中国東方航空(China Eastern Airlines)、中国南方航空(China Southern Airlines)など多数の航空会社が、冬・春期の国際線計画を発表し、新規路線の開設や路線再開をすることがわかった。また、航空会社が先に発表した9月の運航データによると、中国国内線は減少しているものの、国際線は大幅に増加している。
中国東方航空は最近、雲南省昆明〜タイ・バンコク間、浙江省杭州〜東京・成田間を含む国際線を10月末に週1便再開する計画を発表した。冬・春期ダイヤは、国際線を週42路線、108便に増やす予定で、現在、同社が運航できる国際線は週25路線、54便で、国際線事業の再開に伴い、国際線の路線と便数ともに倍増することとなった。
中国南方航空は、広州〜ドバイ間、広州〜フィリピン・マニラ間、広州〜タイ・バンコク間、広州〜カンボジア・プノンペン間の国際線を再開し、増便も予定しており、10月14日より、同社の国際線は、週71便から週86便に増便している。
今年に入り、海南航空(HAINAN AIRLINES CO.,LTD.)も国際線を次々と再開している。海南航空によると、これからの冬・春期ダイヤを前に、北京〜ベルギー・ブリュッセル間、北京〜ロシア・モスクワ間などの運航を継続し、重慶〜イタリア・ローマ間の国際線は週2便に増便する。
多くの航空会社が発表した9月の運航データによると、旅客輸送能力および搭乗率が増加しており、具体的には、9月における中国南方航空の旅客輸送能力は前年同月比で33.79%減少したが、国際線は前年同月比で17.01%増加した。また、搭乗率は68.26%で、国際線は前年同月比で8.38ポイント増加した。
中国東方航空の9月の運航データも同様の特徴を示しており、同社の国際線における旅客輸送能力は前年同月比13.07%増、搭乗率は68.56%で、前年同月比3.76ポイント増となった。また、そのうち国内線と国際線の搭乗率はそれぞれ3.74、6.28ポイント増となり、国際線の旅客輸送量は、前年同月比25.06%増加した。
海南航空が以前発表したデータによると、国際線事業において、9月の旅客輸送能力と旅客輸送量が大幅に増加している。9月における同社の国際線旅客数は1.26万人で、前月比22.05%増、前年同月比116.75%増となり、国際線の旅客輸送能力は前年同月比186.38%増、旅客輸送量は前年同月比99.1%増となった。
(中国経済新聞)
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