中国の財政省と税務総局は5月31日、自動車の購入や産業の成長を促す「乗用車購入税の減税公告」を発表した。2022年6月1日から2022年12月31日の間、30万元(約579万円、増値税分を除く)以下で排気量2.0リットル以下の乗用車を購入した場合、車両購入税を半減する。
中国では自動車を購入する際に10%の税を付加しているが、この措置により、条件を満たした乗用車の場合は5%に減額される。排気量2.0リットル以下で売値が30万元の場合、これまで3万元だった税額が1.5万元(約29万円)となる。
乗用車市場情報連席会の崔東樹事務局長によると、この政策により今年は販売台数が約200万台増えるという。
崔事務局長は、今年の乗用車販売台数は当初、前年比6%減の1900万台と見ていたが、今回の措置も含めた様々な刺激策により、去年の2015万台から4%以上増えて2100万台に達すると見ている。
(中国経済新聞)