上汽:向こう数年間で数10種類の新エネ車を発表

2022/05/22 20:14

上海汽車(上汽)グループは5月20日の株主総会で、新エネ車について、2025年末に販売割合を35%以上とし、台数を300万台にのせるべく、販売構成や経営体制の改善を続けると表明した。

上汽は車種「智己」について、今年の後半にEVタイプのSUV LS7を、2023年にはBクラスSUVや基本形車種を打ち出して販売を伸ばし、さらに2024-2025年にも2車種を加えるとしている。また「飛凡」について、今年同じくEVのSUV R7およびBクラスのフラグシップカーを、2023年には3車種を打ち出すという。

また、上汽GM五菱も向こう数年で新エネ車10タイプ以上を発表する予定であり、合弁である上汽VWや上汽GMも主力級の新エネ車を近々発表する予定という。

中国、ネット通販の市場規模が世界一に

中国商務省の盛秋平次官は5月20日の記者会見で、「中国はネット通販の市場規模が2013年から9年連続で世界最大であり、利用者の数は10年間で爆発的に増えた」と語った。2021年の販売総額は2012年の10倍となる13.1兆元(約250兆円)で、小売全体に占める割合は世界最大の24.5%に達している。

2021年6月現在における中国のネット通販の利用者数は8.12億人で、これに伴い宅配業も急成長しており、2021年は1000億件以上で2012年の20倍近くに増え、世界最大となっている。

盛次官によると、この10年間は「エコ、ヘルシー、先進機能」への関心が高まっており、2021年は新エネ車の販売台数が352万台で新車8台のうち1台の割合となっているほか、スマートフォンの出荷台数のうち、5G対応のものが76%にあたる2.66億台となっている。

(中国経済新聞)