酒造会社の貴州茅台酒グループは5月19日、通販アプリ「iマオタイ」を開設した。この日は午後6時までに280万件以上の注文を受け付けた。
発売されたのは「飛天」の53%vol 100mlや43%vol 500ml（ボトルつき）など5品目で、売値は1本399元（約7592円）～1099元（約2.1万円）となっている。
売値をよく見ると、直営店と比べていずれも同一価格になっている。
「中国ナンバーワン」の酒と言われる貴州マオタイは、大変な人気で市民に親しまれている。この酒の代行権や販売権を手に入れれば利益につながるので、贈賄や収賄などの汚職事件が後を絶たず、過去に社長3人が逮捕されている。
今回のアプリ「iマオタイ」は、マオタイの直営チャネルであるが、こうした過去のいきさつから慎重で控えめな運営となっている。今回、100ml飛天を発売したのも、市場の反応を見極めるためである。
（中国経済新聞）