4月の小売総額11.7%増、香港政府お年玉配布

2022/06/5 13:00

香港では新型コロナウイルス第5波が落ち着きつつあり、加えてご当地消費券計画の後押もあり、香港の小売業は次々と持ち直し、小売業売上は下げ止まり回復した。

香港特別行政区統計局は6月1日、4月の小売業販売総額は2021年同期比11.7%増の302億香港ドル(約5038億円)だったと発表した。

新型コロナウイルス第5波の影響を受け、香港の小売総売上額は2月に252億香港ドル、3月に238億香港ドルを記録し、それぞれ前年同期比14.6%、13.8%の減少となった。

香港特別行政区政府は今年2月、経済を活性化させ地元消費を刺激するため、新しい消費券計画を開始すると再度発表した。対象となる18歳以上の香港永住者および新規入国者に対し、1万香港ドル(約17万円)の電子消費券が発行され、約660万人がこの利益を受けることになる。

(中国経済新聞)