中国最大手のQ&Aサイト「知乎」が、またも大規模なリストラに踏み切った。
同社の複数の社員によると、5月20日より教育、ビジネス化、会員、コミュニティー、技術サポート、事業管理、一般事務など各セクションで計300人をカットするという。
ある社員によると、これまで3000人近かったWechatのグループメンバー数は5月20日に2885人に、6月2日には2574人となった。10日余りで400人以上が姿を消したことになる。
中でも、ビジネス化部門について、一部社員の見積もりでは30%以上が解雇されるという。ある社員は自分も含めグループの3分の2がごっそり消えたと話している。
社員によると、契約解除の通知書に署名もしていないのに社員番号が無効となり、その日のうちに一方的に給与精算されたうえ、その数日後に解除通知が送りつけられたという。
5月25日に知乎が発表した第一四半期の決算によると、売上高は7.43億元で、前年同期比では55.4%プラスだったが前期比では27.09%減少、また赤字額が前年比より89.19%も増えて6.14億元となっている。
「知識、経験、見解をシェアし、答えを求める」をモットーとして2011年1月にオープンした知乎は、数回にわたるベンチャー系企業の出資を受け、2019年8月までに4.34億ドルを獲得した。年間アクセス件数はのべ30億件に達し、2022年4月22日に香港で上場を果たしたばかりである。
（中国経済新聞）