主な企業のウィークリーレポートをもとに中国自動車工業協会が推測した2022年5月の中国の自動車販売台数は、前の年より17.06%下がって176.65万台となっている。4月は前年比49.59%プラスであり、2022年1-5月は前年同期より13.11%下がって945.73万台と見られている。
自動車工業協会は、6月は過去の例から購入量が減少すると見られる上、一部の地域でのコロナのぶり返しや燃料代や販売価格の上昇を受け、買い控え傾向にあるという。加えてコロナ禍で消費者の購買力が落ちており、需要が減退して売上に響いている。
また、ブルームバーグNEF (BNEF)の長期展望によると、世界的な普及が進んでいる電気自動車(EV)の販売台数は2025年に2060万台となり、ガソリン需要は 2026 年を境に減少するという。
この予想についてBNEF は、中国でEVが急速に普及していることから、1年前の予想値である1400 万台を大幅に上回るものとなったと表明している。
(中国経済新聞)