5月28日、中国国家市場監督管理総局の局長を務めていた張工氏が、共産党中央の命を受け、天津市の副書記に就任した。1か月前に急死した廖国勲氏に代わって天津市市長に就任する。
張氏は北京出身で60歳(1961年8月生)、1979年に北京工業大学電気工程科に入学、北京変圧器工場の工場長、北京機電工業の副総経理を務め、2002年に政界入りして北京市の経済担当副主任、発展改革委員会の副主任などを歴任し、2007年に、副市長であった丁向陽氏に代わり、北京市発展改革委員の主任に就任した。
さらに2012年に北京市副市長に就任、2015年に市の常務委員となって秘書長、副市長を兼務、2017年に常務副市長に就任し、第19回中央候補委員に当選した。
57歳となった張氏は、2018年10月に中華全国総工会の選挙で発足した政権幹部の一員となり、副主席および書記局書記に選ばれた。
2020年8月に国家市場監督管理総局の局長となった張氏は、今回の天津赴任により、4年ぶりに地方政府への復帰を果たした。
天津市の副書記であった廖氏は、4月27日に急病を発して59歳で死亡しており、天津市の市長はその後1か月にわたり空き状態であった。
(中国経済新聞)